統一地方選後半戦の125町村長選と373町村議選が18日、告示された。総務省のまとめによると、町村長選では70町村で候補者が1人しか出ず無投票となり、全体に占める割合は56・0%と、過去2番目に高かった。町村議選では新篠津村や木古内町木古内町など20町村で候補者が定数に届かない「定数割れ」となり、成り手不足が深刻化している状況が浮き彫りになった。
町村長選は195人(うち女性9人)が立候補。留萌管内初山別村長選は13回連続で無投票となり、現職の5選が決まった。
町村議選は総定数4126に対し4564人(同667人)が立候補。123町村議選で1250人が無投票で当選を決め、総定数に占める無投票当選者数の割合は30・3%と過去最高となった。女性の候補者全体に占める割合も過去最高の14・6%となった。
町村長・町村議選は、既に選挙戦に入っている政令市以外の市長・市議選や東京特別区長・区議選、衆院千葉5区、和歌山1区、山口2、4区、参院大分選挙区の補欠選挙とともに23日に投開票(一部特別区は翌日開票)される。