自分ごととして考える 田村 直美

  • ゆのみ, 特集
  • 2023年4月18日

 先日、雪解けから初めての海岸清掃をしました。捨てられたごみ、流れ着いたごみ、かなりの量でした。

 一昨年から始めた海岸清掃。全て拾い切れるわけではありませんが、少しでもきれいにしたいという思いで続ける中、ある時ふと思いました。「どうしてごみ拾いや掃除をすると気持ちがすっきりするのかな…」

 そして、ある言葉がヒントになり、私の中で答えが導き出されました。それは私がアイヌのルーツを受け入れられたきっかけの言葉「アイヌ民族は自分たちも自然の一部という精神性を持つ民族である」でした。この言葉を思い出した時、自分も自然の一部、ということは海岸(自然)も自分の一部。清掃をすると自分をきれいにしていると同じなのだから、気持ちがすっきりするのだとふに落ちました。

 環境を自分と関係のない外側のことではなく、「自分ごと」として捉える。活動は一歩一歩ですが、私の思いに共感し、白老以外からも一緒に清掃したいと言ってくださる方が増えています。感謝があふれます。

 何かを買う時は、捨てる時のことも考える。そうすると簡単に買うことが減りました。ごみを拾うだけではなく、ごみを増やさないことを意識した生活を心掛ける。とても大事なことだと感じています。

 (NPO法人ウテカンパ理事・白老)

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー