自動車 桃井(ももい) 直樹(なおき)

  • ゆのみ, 特集
  • 2023年3月30日

  運転免許を取得して最初に乗った車は、親から譲ってもらった軽自動車。その後は、中古の普通車を2台乗り継ぎました。車に乗り始めた当時は、ガソリンが1リットル100円前後、灯油が35円。今はガソリンが160円前後、灯油が100円なので、大分安い時代でした。

   最初に乗った軽自動車は、窓の開閉をする際にハンドルをぐるぐる回す手回し式で、車内にテレビやナビのようなものはありませんでした。スイッチではなくツマミを回してチューナーを調整するラジオと、今ではほとんど見掛けないカセットテープを聞いていたことを思い出します。

   それでも自動車に乗れるようになった時は、燃料と時間さえあれば、今まで自分では行けなかった所に運転していけるようになったので、一気に世界が広がった気持ちになったのを覚えています。

   現在乗っている車は新車で購入し、17年間経過しました。走行距離は約10万キロと多くはないですが、長く乗り続けています。年々故障が増え、修理費用が高くつくようになったので、車の寿命が近づき、買い替えの時期が来たと考えています。最近は月々使った分だけ料金を払うリース契約や、5年程度で乗り換えたりするのが主流のようで、1台をここまで長い間乗る人はそれほどいないのかもしれません。

   もうすぐ車を保有している人が払う税金、「自動車税」の納税時期が来ます。車検の時に含まれている税金もそうですが、同じ車に長く乗ると年数で超課金が発生し、税金が割高になります。物を大事にするとかえって税金が掛かることにはモヤモヤしてしまいます。

  (苫小牧市南地域包括支援センター管理者)

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