札幌インフィニティーズに1―0で勝利した道路建設だったが、終始プレーに柔軟性を欠いた。
第1ピリオドから攻撃的な戦いを見せ、シュート数は55―17と3倍以上。しかし、徹底した相手の守りにつかまり、0―0の時間が続いた。
難しい戦況から選手ラインの組み替えを試みたスタッフ陣の采配が功を奏し、試合が動いたのは第3ピリオド5分すぎ。途中から第1ラインでプレーしたFW黒須がスピードをつけて右サイドからパックを運び、ゴール前のFW輪島が合わせ先制。互いにスピードに乗った連係で決勝点を生み出した。
全体としてスキルが高く攻守で欠かせない存在―とチームが太鼓判を押すのはFW高。守りでは体を張ったプレーでDFをサポートし、攻撃ではスピードとキープ力を生かして得点チャンスを何度もつくった。高は「攻撃が単発だった。難しいプレーが多く、リンクをもっと広く使っていれば試合は変わっていた」と振り返った。昨年12月に負った右膝のけがに悩まされたが復調。「持ち前の運動量を生かして、スマイルリーグ決勝のリベンジを果たしたい」とDaishin戦に向け闘志を燃やしていた。