第1ピリオド終盤に反則で数的不利なキルプレーになったトヨタ。ここで決められ先制点を許したことでプレーに焦りが生じた。普段通りに―と臨んだ第2ピリオド以降は圧倒的な攻めで主導権を握り、3点を奪って突き放した。
シュート数は80本と攻めの時間が長かったが「一発ではなかなか入らない。ゴールに集めてリバウンドをたたく必要がある。17日はきょうよりも一つ上の動きをしなければ」と今監督。
攻撃の要として躍動したのは高身長と高い技術を持ち合わせるチーム主力の一人FW石田だ。「相手GKからなかなか得点を奪えなかったが、ゴールにパックを集めることが大事」と言うように、得点チャンスの多くは石田のパックキープやシュートから始まることが多かった。
決勝トーナメントの枠順を決める一戦はスマイルリーグ3位決定戦でゲームウイニングショット(GWS)の末に敗れたSEIBU。「先制点を取って流れをつかみたい。スキルのある選手がそろうが、体を張った守りで失点を最小限に抑えたい」と勝利の立役者は次戦を見据えていた。