アイスホッケーアジアリーグ2022~23プレーオフセミファイナルが9日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=などで開幕した。レギュラーリーグ2位のレッドイーグルス北海道は栃木日光アイスバックス(同3位)を3―1で下し、ファイナル進出へ王手をかけた。
HLアニャン(同1位)もひがし北海道クレインズ(同4位)に4―1で勝ってファイナルへ大きく前進した。
▽1回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道3―1栃木日光アイスバックス
▽得点者【レ】三田村(入倉)大澤(相木、彦坂)久慈(佐々木、中島)【日】齊藤(佐藤、大椋)▽GK【レ】成澤【日】福藤▽シュート数【レ】31【日】21▽反則【レ】4分【日】4分▽パワープレー得点【レ】0【日】0▽キルプレー得点【レ】0【日】0▽観客数885
第1ピリオドに三田村が粘って先制点を奪取。以降リバウンドを厳しく狙い、2点を追加して勝利した。
▽同(アニャンアイスアリーナ)
HLアニャン4―1ひがし北海道クレインズ
―栃木日光アイスバックス・藤澤悌史監督
立ち上がりのプレーが硬かった。失点はミスが直結したもの。ゲームをつくる流れになかなか持ち込めなかった。攻撃はプロセスこそできてもシュートをゴールに集めないといけない。土曜日に向けて切り替える。
―FW三田村・先制点で勝利に貢献
プレーオフセミファイナル初戦、両チームともに試合開始から激しい攻防を見せた。レッドイーグルスはロースコアでの試合展開を見据え、相手の攻撃の芽をいち早く摘めるようフォアチェックをかけ続けた。相手GK福藤の攻略に向け、リバウンドへの対応も強化したといい、菅原監督は「選手たちがいい反応をしてくれた」と話した。
貴重な先取点は第1ピリオド11分すぎ、数的有利なパワープレーが終わってすぐにパックを運んだFW三田村だった。1度目のシュートはGKに阻まれるも、FW入倉からのパスを受け取り、ゴールに押し込んだ。「ゴールへパックを集めれば、チャンスは訪れると思っていた。チームに勢いをつけられたのでは」と笑顔をこぼした。シーズン終盤から2セット目にパックを運べるFW髙木が入ったことで、自身はゴール前につけるようになったという。続く2戦目も「戦い方を変えず、目の前の1勝を狙いたい」と話していた。