京都大学と同志社大学のアイスホッケー部OBが25日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で交流戦を行った。懐かしのユニホームに身を包み、つかの間の再戦を楽しんだ。
同志社大卒の金澤俊苫小牧市議(48)が発起人。同志社大と京大は金澤さんが学生当時、同じ関西1部リーグに所属し対戦していたという。昨年末に同郷で京大卒の中山高志さん(49)と再会した際、交流戦が話題になって今回実現した。
金澤さんが出場した1995(平成7)年の日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)が白鳥王子アイスアリーナで開催されたことから、苫小牧での開催を決定。全国各地から30人のOBが集い、久しぶりの熱戦を繰り広げた。
試合は第1、2ピリオドが20分、第3ピリオドが30分の変則マッチで行われた。試合開始後すぐに同志社大がゴールを決めるも勝負は最終ピリオドまでもつれ、一時は京大がGKの好セーブから流れをつくり同点に。しかし、同志社大が最後まで攻撃の手を緩めず、13―10で勝利した。
試合後は懇親会も行われ、金澤さんは「OB選手の半分近くが東京から来てくれた。アイスホッケーのまち・苫小牧らしいスポーツツーリズムにも寄与できるのでは」。中山さんは「28年前のインカレを思い出した。今回をきっかけに、交流戦を定例化したい」と話していた。