道路建設準V、トヨタは4位 IH・スマイルリーグ

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2023年2月27日
決勝〔Daishin―道路建設〕試合時間残りわずかで逆転を許して肩を落とす道路建設(緑ユニホーム)=26日、帯広の森アイスアリーナ
決勝〔Daishin―道路建設〕試合時間残りわずかで逆転を許して肩を落とす道路建設(緑ユニホーム)=26日、帯広の森アイスアリーナ
決勝〔Daishin―道路建設〕攻撃の起点となって活躍した道路建設のFW輪島=26日、同
決勝〔Daishin―道路建設〕攻撃の起点となって活躍した道路建設のFW輪島=26日、同
3位決定戦〔SEIBU―トヨタ〕体勢を崩しながらも執念の1点を決めたトヨタのFW佐々木愛(中央)=26日同
3位決定戦〔SEIBU―トヨタ〕体勢を崩しながらも執念の1点を決めたトヨタのFW佐々木愛(中央)=26日同

 第11回女子日本アイスホッケーリーグ(スマイルリーグ)ファイナルトーナメント最終日は26日、帯広の森アイスアリーナで決勝が行われ、Daishinが2―1で道路建設ペリグリンに競り勝ち初優勝、道路建設の2連覇はならなかった。トヨタシグナスは3位決定戦でGWS(ゲームウイニングショット)の末にSEIBUプリンセスラビッツに敗れ、4位に終わった。

 ▽決勝

 Daishin2―1道路建設ペリグリン

 ▽得点者【D】小川(堤萌、山本)野呂里(浮田、伊藤)【道】後藤(ラック陽)▽GK【D】佐々木【道】増原

 道路建設は第1ピリオド16分すぎにFW後藤のゴールで先制した。その後、両者譲らずの戦いを繰り広げたが、1―1の同点で迎えた第3ピリオド終了間際にゴール前の混戦から押し込まれた。最後は6人攻撃を仕掛けたがゴールを奪えなかった。

 ▽3位決定戦

 SEIBUプリンセスラビッツ4―3トヨタシグナス

 ▽得点者【S】中川(関、永野元)関(江口、太田)関(大宮)長岡【ト】桜井芽(石田)桜井乃(山本、石田)佐々木愛(志賀葵、石田)▽GK【S】酒井【ト】小林

 トヨタシグナスは1―3で迎えた第3ピリオド残り3分半にDF桜井乃がゴール。直後にゴール前でFW佐々木愛が押し込み同点に追い付いた。望みをつないで迎えた延長戦でも決着がつかず、GWS戦で涙をのんだ。

 ▽準決勝

 道路建設ペリグリン3―1トヨタシグナス

 ▽得点者【道】早川(富田)輪島(鎌田、後藤)ラック陽(早川)【ト】佐々木愛(伊藤、桜井芽)▽GK【道】増原【ト】佐々木玲

 Daishin3―2SEIBUプリンセスラビッツ

 ▽5位決定戦 釧路ベアーズ3―0高須クリニック御影グレッズ

 ▽7位決定戦 札幌インフィニティーズ3―2VORTEX SAPPORO

 ▽9位決定戦 帯広クレインズレディース5―1中学選抜

 ▽5~8決定戦 釧路ベアーズ7―0VORTEX SAPPORO、高須クリニック御影グレッズ3―1札幌インフィニティーズ

 ― 勝敗分けた”決定力”

 第3ピリオド終了間際に逆転ゴールを許した道路建設。大滝主将は「とても悔しい。2連覇が懸かる大事な大会を落としてしまった」と声を絞り出した。

 第1ピリオドから激しい攻防が繰り広げられた。道路建設は人数をかけた速攻で数的優位なチャンスを何度もつくったが決め切れず。一方のDaishinは、ゴール前の混戦から押し込む形でゴール、「決定力が勝敗を分けた」と語った。

 ラスト1分間の猛攻。6人攻撃を仕掛けた道路建設は何度もDaishinのゴールを脅かした。貪欲にゴールへ向かい、DFからの力強いシュートなど死に物狂いで1点を追った。「シーズンを通して練習で取り組んできたことは出せた」と収穫もあった。

 来月には全日本選手権大会を控える。「3連覇が懸かっているが、気負わずに自分たちのホッケーをしていく。今大会の修正点を改善して、優勝してシーズンを締めたい」と栄冠を見据えた。

 ―トヨタ「あと一歩」 

 3位決定戦。執念のゴールで同点に追い付くも勝利を手にすることはできなかったトヨタシグナス。今監督は「最後の決定力に課題が残る。それでも土壇場で同点に追い付いた選手の頑張りに改めて力を感じた」と語った。

 第1ピリオドに四つの反則。体を張った守りで失点を最小限に抑えたが数的不利なキルプレーが続き苦しい展開になった。DF桜井芽が強烈なシュートをゴールに突き刺し1ピリオドを1―1の同点で終えた。

 2点を追い掛けた第3ピリオド終盤、怒とうの攻撃で2点を奪い試合を振り出しに。「気持ちが前のめりになって反則が重なり、流れをつかむのに時間がかかった。何度も得点チャンスはあったが決め切れず、2ピリオド終了までにもう1点取ることが理想だったが、少し遅かった」と肩を落とした。

 3点目を決めたFW佐々木愛は「絶対に決めるという気持ちでゴール前で構えていた。最後は泥くさく押し込んだ」と体勢を崩しながらも好機を逃さなかった。

 準決勝の道路建設戦に続き惜敗が続いたトヨタ。「あと一歩のところで勝ち切れずとても悔しい。全日本では確実に勝って優勝したい」とタイトル奪取へ力を込めた。

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