FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ2023(1月、米国・レークプラシッド)で準優勝したアイスホッケー女子日本代表で、北海道文教大学に在学の5人が6日、同大学で報告会を行い、「国際大会での経験を今後に生かして女子アイスホッケー界を盛り上げたい」と話した。
5人はFW黒須若菜(4年)=道路建設ペリグリン=、鎌田美南(1年)=同=、ラック陽コラソン(1年)=同=、DF北村さくら(1年)=同=、山本桃香(2年)=同=の5人。FW志賀紅音(4年)=同=はスマイルジャパンのヨーロッパ遠征参加のため欠席。
報告会には渡部俊弘学長はじめ、女子アイスホッケー支援部の大森圭部長、小山奈緒美副部長、後援会の山本和男会長が同席した。渡部学長は「準優勝おめでとう。今後もそれぞれの人生の糧になるよう、互いに刺激し合いながら活躍を」と激励。関係者から選手らに花束が送られた。
ラック陽、山本は「同世代がそろうチームでプレーできて楽しかった。見つけた課題点を修正し、良いところを伸ばして残りの大会でもベストを尽くしたい」と語った。
黒須は「持ち味のハードワークを存分に生かしてプレッシャーをかけたり、相手のプレーを読んで動いたりと存分に持てる力を発揮できた」。鎌田、北村は「体格差があり局面での戦いに苦戦したが、守りから攻撃への素早い切り替えとDFの攻撃参加など、日本の速攻は通用すると感じた」と胸を張った。
スマイルジャパンとして3度の五輪出場を果たし、現役引退後に母校の同大学人間科学部健康栄養学科助教に就任した米山知奈さんは「学業と競技の両立をこなし、準優勝という結果を残した選手たちのサポートができてとてもうれしい。今後も試行錯誤して選手らの活躍を支えていけるように務めたい」と笑顔で話した。