苫小牧西港新春初釣り 冬だってライトロック

  • 釣り
  • 2023年1月26日
今年最初の釣果となった良型ガヤ
今年最初の釣果となった良型ガヤ
20センチ前後のクロソイもコンスタントに釣れた
20センチ前後のクロソイもコンスタントに釣れた
海周りの夜は急激に冷え込む。万全の防寒対策が必須(入船公園)
海周りの夜は急激に冷え込む。万全の防寒対策が必須(入船公園)

  寒さの厳しい冬は、魚だけでなく釣り人の活性も下がる。取材をするのに新春の苫小牧港・西港に足を運ぶも釣り人の姿は少なく、船だまりの端でサビキ釣りをしている人に声を掛けても釣果は芳しくない。やむなく釣り倶楽部担当は西港入船公園へ足を運び、ルアー(ワーム)を使ったライトロックスタイルで根魚を狙ってみた。

   使用したタックルは6・1フィートのメバルロッド(ライトクラス)に2000番のスピニングリール、3ポンド(0・8号)のナイロンライン。厳寒期は魚の活性が下がることから極力、違和感を感じさせない細いラインを選択した。

   ワームは細長いピンテールタイプと甲殻類を模したホッグ系。いずれもはさみで2インチほどにカットし、フックも針掛かりの良い細軸の「ファインワイヤ(#2)」を選んでテキサスリグに仕立てた。シンカーは5グラム。

   当日はほぼ無風でさざ波が立つ程度の好条件。釣り方は、仕掛けを岸壁から10メートルほど前方に投げ入れ、海底まで落とした後にゆっくりリールを巻く「ただ巻き」や、さお先を2~3回小刻みに動かしてから10秒ほど放置する「ステイ」を織り交ぜて誘った。

   すると”モソッ”っとかすかな違和感が手元に伝わる。軽く合わせを入れてリールを巻き上げると確かな手応えとともに体長25センチほどのガヤ(エゾメバル)をキャッチした。今年最初の一匹が、朱色の魚体輝く「春告魚(はるつげうお)」とは縁起が良い。その後も20センチ前後のガヤやクロソイを数匹釣り上げて今年最初の釣行を満足で終えた。

   ―今年は喜びで”飛び跳ねる”ような釣果を

   今年の干支(えと)「卯(う)」に関連する魚として、日高方面より東の海沿いで釣れる根魚「ウサギアイナメ」を思い浮かべる釣り人もいるはず。国内で広く釣れるアイナメ(アブラコ)と違い、秋~冬の産卵期に雄が真っ赤な婚姻色に染まる(アブラコは黄色)のが特徴。何年もその姿を目にしていないだけに、今年は実釣リポートで紹介できればと考えている。

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