道と札幌市などは11月30日、新型コロナウイルスの感染者を新たに9659人確認し、37人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は前日の同じ曜日を3日連続で下回ったものの、2日連続で9000人を超えて高止まり。1日当たりの死者数は11月29日(58人)に次いで過去2番目の高水準。11月の感染者数は計23万800人、死者数も計585人に上り、共に月別では過去最多となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の17人(60代男性、70代男性2人、80代女性2人、90代男女3人、100歳代女性、年代・性別非公表8人)と札幌市の13人(60代男性、70代男性、80代男女8人、90代男女3人)、函館市の4人(年代・性別非公表)、旭川市の3人(80代男性、90歳以上女性2人)。道内の死者は累計で3319人となった。
道は4598人の感染を確認。管内別の感染者(医療機関所在地別)の内訳は、胆振管内664人のほか、石狩管内682人、十勝管内630人、空知管内413人、オホーツク管内362人、釧路管内289人、上川管内139人、渡島管内126人、宗谷管内95人、後志管内94人、日高管内56人、桧山、根室両管内各39人、留萌管内18人。この他、軽症者が自主検査で申請する陽性者登録センターは952人だった。
札幌市は3673人、旭川市は746人、函館市は533人、小樽市は109人の感染を確認した。
新たなクラスター(感染者集団)は▽胆振管内の医療機関(6人感染)▽同管内の高齢者施設(1)(10人感染)▽同(2)(8人感染)―など30件発生。11月の累計では734件となり、月別で過去最多を更新した。
道内の感染者は延べ106万7690人となった。30日現在の重症は前日から1人減の14人。入院患者の病床利用数は前日から16床増の1308床となり、病床使用率は57・3%に上昇した。