新型コロナワクチン 乳幼児接種19日開始

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  • 2022年11月2日

  苫小牧市は、生後6カ月~4歳の乳幼児を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を19日から、市内医療機関の個別接種で実施する方針を固めた。希望する場合は接種券の発行申請が必要で、11日に予約の受け付けを開始する。乳幼児の初回接種は計3回のため、市健康支援課は「無料接種は来年3月末まで。希望者は遅くとも来年1月13日までに初回接種を始めて」と呼び掛けている。

   ワクチンは従来株対応の乳幼児用ファイザー製。乳幼児の初回接種は計3回で、1回目の3週間後に2回目、その8週間後に3回目を打つ。途中で5歳を迎える場合でも、3回目まで乳幼児用の接種を続ける。ワクチン接種は上腕部の筋肉内注射だが、1歳未満や、1歳以上でも筋肉量が少ない場合、太ももに接種する。

   対象となる乳幼児は約5000人。5歳以上のワクチン接種では、対象者全員に接種券を送っているが、乳幼児では申請に対して接種券を送る。5~11歳小児接種が接種率20%台と低迷し、接種体制を整えても予約の空きが目立っているためで、需要を確認してから医療機関の準備に役立てる。小児科を中心に5医療機関程度が受け入れ予定で、19日以降に準備が整った機関から接種する。

   インフルエンザのワクチンと同時接種が可能だが、その他のワクチン接種とは前後2週間の間隔を空ける必要がある。市健康支援課は「乳幼児はヒブ、四種混合、水痘など定期予防接種がたくさんある。コロナワクチンの接種は完了まで約3カ月かかるが、現時点で公費(無料)接種は来年3月末まで。スケジュールを注意して立ててほしい」と呼び掛けている。

   対象者全員に案内はがきを送付しており、希望者ははがきのQRコードから、接種券の発行を申請すればよい。接種券が届いていない場合など、問い合わせは市ワクチン接種対策室 電話0144(32)6407。

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