時代

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2022年10月22日

 福島県内の駐屯地に勤務していた23歳の元女性自衛官が、男性の先輩自衛官から性被害を受けた問題で、加害者の4人が17日、被害者に直接、謝罪したと報道された。

 この問題では先月末、防衛省が事実を認めて、幹部が謝罪したが女性は納得せず、加害者の直接の謝罪を求めていた。謝罪には、地位としての謝罪と人間としての謝罪の2種類がある。職名に長の付く人が並んでする低頭の意図が伝わりにくいのはきっと立場の謝罪だからだ。

 報道された加害行為の内容がおぞましい。演習時の宴会では被害者を押し倒して乗った―と表現した報道もあった。東日本大震災の支援に訪れた優しい婦人自衛官に憧れて志願した被害者の味わった絶望の大きさを思う。酒席で女性に酌をさせ体を密着させるダンスを求める男性のいる時代に社会人になった。自分は違うつもりだったが「黙認は同罪」だと指摘された。

 8月と9月、飲食店で女性の胸を無理やり触ったり、服を脱がせてけがをさせた56歳の俳優と石油大手の66歳の役員の行動が週刊誌で報道された。俳優は昆虫の着ぐるみ姿でテレビに出演し、自動車の広告にも出演していたが画面から消えた。役員はあっという間に退任した。

 事実を否定し謝罪を逃れようとした自衛官の一人が、その理由を言ったそうだ。「家族にばれたくなかった」。4人は、被害者にそれぞれ退職の意思を示したという。時代は変わったと思っていいのだろうか。(水)

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