苫小牧市西部地区の住宅街に2020年12月にオープンした。店を切り盛りするのは、その道30年の藤山直晃さん（52）。道内のホテルを振り出しに数々のラーメン専門店店長として修業を積み、念願の店を開いた。コロナ禍の逆風も、独特の味を求めて市内外からお客が訪れる。

　人気メニューは、蒸し麺を中華鍋で焼いたあんかけ焼きそば（980円）。あんはイカ、エビ、アサリ、キクラゲ、ニンジン、白菜、豚肉、チンゲンサイなどの具材に独自のたれを使用。見た目も鮮やかさで、ボリュームもたっぷりだ。

　他にみそラーメン（800円）など麺類が6種類。白ネギやチャーシュー、味玉子など好みに応じてトッピングが可能。オムライス、五目チャーハンなど中華料理やサイドメニューも提供。たれ、スープは全て手作り、器にもこだわるなどラーメン激戦地苫小牧の中で差別化を図る。

　こぢんまりとした店内はカウンター4席、2人掛けテーブル1卓、4人が座れる掘りごたつ式の小上がりが二つ。リピーターも増え、目にした料理に「おいしそう」のお客の声が毎日の励みという。

　苫小牧市澄川町3の10の20クリアリバーK103。営業時間は午前11時30分～午後9時（火曜日は午後3時）。当面無休。店舗前に駐車スペース。電話0144（84）5704。