ロシアのプーチン大統領は21日に放映されたテレビ演説で、ウクライナ侵攻をめぐり国民の部分的動員令に署名したと発表した。予備役を招集するもので、即日発効となった。
プーチン政権は、親ロシア派を通じて占領・支配するウクライナ東・南部4州で、23~27日にロシアへの編入に向けた「住民投票」を実施すると決定。ロシア軍の苦戦と人的損害が伝えられる中、支配地域の固定に向け軍の態勢を強化し、ウクライナの反転攻勢を阻止する狙いがあるとみられる。
プーチン氏は演説で、親ロ派支配地域について、ロシアの歴史的領土だと主張。同地域での「住民投票」実施を支持する考えを示した。