「国家の母」に最後の別れ 要人参列、沿道に大群衆―エリザベス英女王国葬―

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  • 2022年9月20日
 19日、ロンドンの議会議事堂を出て砲車に乗せられたエリザベス英女王のひつぎ(AFP時事)

 【ロンドン時事】英史上最長の70年にわたり在位し、8日に96歳で死去したエリザベス女王の国葬が19日、ロンドンで営まれた。生涯を国と国民にささげ、君主として人々をまとめてきた英国の象徴。世界中から敬愛されたその大きな存在にふさわしく、伝統に基づく厳かな儀式が大々的に執り行われ、人々は「国家の母」に最後の別れを告げた。

 一般弔問のため議会議事堂ホールに安置されていた女王のひつぎは19日朝、国葬のため衛兵らによってウェストミンスター寺院へ移動。寺院では午前11時(日本時間同日午後7時)から、天皇、皇后両陛下やバイデン米大統領ら外国要人を含む約2000人が参列し、葬儀が執り行われた。聖書の朗読や祈とうに続いて、全土で2分間の黙とう。献身的に国家に尽くし、多くの功績を残した「類いまれな指導者」を追悼した。

 その後、ひつぎを運ぶ葬列が組まれ、衛兵らの先導で、バッキンガム宮殿前を通ってハイドパーク近くの門ウェリントン・アーチまで行進。ひつぎの後ろにはチャールズ国王やウィリアム皇太子らが付き添った。葬列に合わせて弔砲が放たれ、議事堂の大時計「ビッグベン」の追悼の鐘が鳴らされた。

 ひつぎは車でロンドン近郊ウィンザーに運ばれた。再び葬列を組みウィンザー城へ向かい、追悼の儀式を経て、城内の礼拝堂に納められ、英国のエリザベス女王時代は完全に幕を閉じることになる。

 「世紀のイベント」を見守ろうと、当日は「巨大な数の群衆」(英メディア)がロンドンに集結。ロイター通信によると、沿道は数十万人の人で埋め尽くされた。「世界で最も顔を知られた指導者」(BBC放送)の一人だった女王の死は、国内のみならず世界中の関心を集めた。

 宮殿近くの沿道には早朝から大勢の人が立ち並び、ひつぎを見送った。中には悲しみをこらえきれず涙ぐむ人も。午前4時から待ち続けたという年配の男性は「歴史的な瞬間だ。私たち(の人生)に光を与えてくれた女王に敬意を表したい」と話した。

 国葬の模様はテレビやインターネットで生中継され、専門家らは過去に例のない41億人以上が世界中で視聴すると予想している。

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