道と札幌市などは28日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5676人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は27日の5522人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。前週の同じ曜日(3965人)の1・43倍で、27日連続で上回った。このうち3138人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ43万8677人となった。
死亡したのは、札幌市の2人(共に80代男性)。道内の死者は累計で2130人となった。
道は2411人の感染を確認。内訳は胆振管内194人のほか、石狩管内546人、十勝管内309人、オホーツク管内277人、空知管内229人、上川管内183人、釧路管内166人、渡島管内152人、後志管内86人、宗谷管内76人、道外51人、根室管内45人、日高管内39人、留萌管内37人、桧山管内21人。
▽室蘭市の市立室蘭総合病院(職員ら6人感染)▽千歳市の市立千歳市民病院(患者7人感染)▽空知管内の障害者支援施設(入所者ら16人感染)▽滝川市立病院(患者ら5人感染)▽宗谷管内の医療機関(患者ら21人感染)▽釧路市のグループホーム(入居者ら9人感染)―で、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は過去最多の2490人の感染を確認。▽特別養護老人ホーム(入居者ら7人感染)▽老人福祉施設(職員ら5人感染)▽医療機関(患者ら5人感染)―で、クラスターとなった。
旭川市は335人、函館市は265人、小樽市は過去最多の175人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは40万1001人。28日現在の患者数は前日から3323人増の3万5546人となり、重症は3人。27日時点の入院患者の病床利用数は前日から39床増の514床となり、病床使用率は23・1%に上昇した。