道と札幌市などは22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4464人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は2月10日の4097人を上回り、約5カ月ぶりに過去最多を更新。前週の同じ曜日も21日連続で上回った。このうち2525人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ41万2142人となり、41万人を超えた。
死亡したのは、函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2110人となった。
道は1800人の感染を確認。内訳は胆振管内187人のほか、石狩管内390人、十勝管内262人、釧路管内207人、空知管内185人、オホーツク管内121人、渡島管内115人、上川管内85人、根室管内48人、後志管内47人、日高管内43人、宗谷管内36人、留萌管内32人、道外27人、桧山管内15人。
▽砂川市立病院(患者ら19人感染)▽石狩管内の高齢者施設(入居者ら8人感染)▽十勝管内の医療機関(職員ら6人感染)▽釧路市の医療機関(患者ら10人感染)―で、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は2077人の感染を確認。▽介護老人保健施設(入居者ら11人感染)▽サービス付き高齢者向け住宅(入居者ら7人感染)▽障がい福祉サービス事業所(利用者ら5人感染)▽特別養護老人ホーム(職員ら12人感染)▽市立札幌病院(患者11人感染)―で、クラスターとなった。
函館市は303人の感染を確認。市内の介護保険事業所(9人感染)と別の介護保険事業所(6人感染)でクラスターとなった。
旭川市は212人の感染を確認。市内の介護付き有料老人ホーム(職員ら5人感染)で新たなクラスターが発生した。
小樽市は72人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは38万9906人。22日現在の患者数は前日から3330人増えて2万126人となり、重症は3人。21日時点の入院患者の病床利用数は前日から23床増の321床となり、病床使用率は14・4%に上昇した。