アイヌ民族文化財団は23日、白老町のウポポイ内のレストラン、ショップ、キッチンカーで使えるプレミアム付き商品券を限定5000冊（1人1冊限り）発売した。販売期間は8月28日までだが、完売次第終了する。

　価格は1000円で、500円券の4枚つづり（計2000円相当）。エントランス棟総合案内所で販売し、ウポポイの夏の夜を満喫してもらおうと、利用できるのは午後4時から同8時までで、使用期限は8月28日まで。高校生以上が購入できる。

　商品券の販売に合わせ、ウポポイ内のカフェやフードコートは、特別メニューや夏季限定のセットメニューを準備した。アイヌの伝統家屋「チセ」のライトアップ、夕暮れのポロト湖の景観を眺められるナイトカフェも展開する。アイヌ神話を紹介するダイナミックなプロジェクションマッピングショーも行うことから、広報担当舎は「テークアウトして園内の夜を楽しんで」と呼び掛ける。

　レストラン「焚火ダイニング・カフェハルランナ」は事前予約制の限定ディナーコース、フードコート「ヒンナヒンナキッチン炎」はドリンクとおつまみのセットメニューを提供。カフェリムセはノンアルコールカクテルなど夜限定のメニューを用意。ななかまどイレンカはカップチーズケーキのかき氷を販売する。

　エントランス棟ショップ「ニエプイ」、国立アイヌ民族博物館ミュージアムショップは、アイヌ文様の酒器やグラス、おつまみやスナックを用意する。Tシャツや扇子など夏ならではの品も並べる。