道と札幌市などは1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1240人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が1000人を上回るのは3日ぶりで、前週の同じ曜日を18日連続で下回った。うち653人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ36万9人となり、36万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(60代女性、90代男性)。道内の死者は累計で2066人となった。
道は573人の感染を確認。内訳は胆振管内99人のほか、十勝管内121人、石狩管内115人、オホーツク管内38人、上川、空知両管内各36人、釧路管内31人、渡島管内28人、根室管内19人、日高管内14人、桧山管内12人、後志管内11人、留萌管内7人、道外4人、宗谷管内2人。既存クラスター(感染者集団)では、苫小牧市の特別養護老人ホームで1人増の計24人に感染が拡大した。
函館市は84人の感染を確認。市立函館病院(14人感染)で新たなクラスターが発生した。札幌市は479人、旭川市は65人、小樽市は39人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは34万2309人。1日現在の患者数は1万5634人となり、重症は5人。5月31日時点の入院患者の病床利用数は前日から34床減の389床となり、病床使用率は18・1%に下降した。