アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は12日、苫小牧市表町の事務所でDF青山大基の新入団会見を行った。青山は少し緊張した面持ちで「自分の持ち味はアジリティー(機敏さ)を生かした運動量。情熱あるプレーで優勝に貢献したい」とあいさつし、菅原宣宏監督は「とてもフレッシュ。持ち味を伸ばして」と述べた。
釧路市出身の22歳。釧路鳥取西中から釧路江南高に進学し、日本代表の経験も豊富。この春に明治大学を出てチームに加わった。
高校時代からアイスホッケー選手になることを志したといい、入団が決まり「素直に楽しみ」と笑みを浮かべる。「(イーグルスは)スキルが高く、得点力にたけている印象。自分もオフェンスゾーンで上からシュートを打つのが得意なので、力強いシュートで得点に絡みたい」と抱負を話した。
背番号の12は小学生から背負っており、「10年以上着けているため、自分のものという愛着がある」とプロの舞台でも選んだ。
憧れは2020―21シーズンで引退したDFの芳賀陽介選手。同郷のガッツあふれる勇姿に「プレースタイルが一緒」と自分を重ねる。
1年目の目標は「新人王」。「体は小さいが、ゆくゆくは日本を代表するDFになりたい」と意気込む。
菅原監督は「高校生の頃からスカウトしていた」と獲得の経緯を語り「プレーの切れが際立っている。チームに貢献を」と期待を込めた。