道と札幌市などは3日、新型コロナウイルス感染者を新たに1718人確認し2人が死亡したと発表した。新規感染者のうち57・1%に当たる981人の感染経路が不明。道内の感染者数は延べ29万8917人となった。
死亡を確認したのは、札幌市の70代と80代の男性。道内の死者は累計で1999人となった。
道は872人の感染者を確認。内訳は胆振管内131人、日高管内32人、石狩管内172人、空知管内129人、後志管内15人、渡島管内24人、桧山管内11人、上川管内80人、宗谷管内14人、オホーツク管内61人、十勝管内86人、釧路管内78人、根室管内28人、その他11人。
また、札幌市は408人、旭川市は265人、函館市は93人、小樽市は80人を確認した。
新規クラスター(感染者集団)は、滝川市の介護老人保健施設、石狩管内の介護付有料老人ホームとグループホーム、十勝管内広尾町養護老人ホームと同管内の高齢者施設、札幌市の障害福祉サービス事業所、函館市の介護施設で発生。
既存クラスターでは、胆振管内の介護老人保健施設と介護医療院、空知管内の障害者施設、渡島管内の高齢者施設、釧路管内の社会福祉施設、旭川市の障害者福祉施設と医療機関、非公表施設、小樽市の高齢者施設でそれぞれ感染が拡大した。
道内で治療を終えて回復したのは27万3792人。3日現在の患者数は835人減の2万3126人で、重症は4人。2日時点の入院患者の病床利用数は前日から3床減の388床で、病床使用率は18・1%となった。