道と札幌市などは29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2927人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が3000人を下回るのは3日ぶり。このうち1575人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ29万1038人となった。
死亡を確認したのは道の1人(80代男性)。道内の死者は累計で1994人となった。
道は1304人の感染者を確認。内訳は胆振管内221人のほか、石狩管内238人、十勝管内233人、空知管内144人、釧路管内134人、オホーツク管内116人、後志、上川両管内各48人、渡島管内36人、日高管内31人、宗谷管内20人、根室管内18人、桧山管内8人、留萌管内2人、道外7人。既存クラスター(感染者集団)では、登別市の医療機関で1人増の計114人、伊達市の介護老人保健施設で19人増の計98人、同市の介護医療院で3人増の計41人に感染が拡大した。
札幌市は1211人、旭川市は243人、函館市は83人、小樽市は86人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは26万3766人。29日現在の患者数は592人増の2万5278人。重症者は2人減の6人。28日時点の入院患者の病床利用数は前日から12床増の367床となり、病床使用率は17・1%に上昇した。