道と札幌市などは27日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3159人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が3000人を上回るのは21日(3132人)以来6日ぶりで、前週の同じ曜日を10日連続で上回った。このうち1960人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ28万4952人となった。
死亡を確認したのは、道の居住地非公表の2人(80代男性と90代女性)。道内の死者は累計1991人となった。
道は1321人の感染を確認。内訳は胆振管内174人のほか、十勝管内244人、石狩管内218人、空知管内204人、釧路管内120人、オホーツク管内112人、上川管内81人、後志管内50人、渡島管内48人、根室管内27人、日高管内14人、道外10人、桧山管内9人、留萌管内6人、宗谷管内4人。
渡島管内の医療機関、オホーツク管内の介護医療院、同管内の児童福祉施設、十勝管内音更町の高齢者施設―で、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
函館市は149人の感染を確認。2カ所の保育所でクラスターとなった。札幌市は1298人、旭川市は319人、小樽市は72人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは25万8955人。27日現在の患者数は前日から929人増えて2万4006人となり、重症は7人。26日時点の入院患者の病床利用数は前日から18床増の337床となり、病床使用率は15・7%に上昇した。