道と札幌市などは14日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2768人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは2日連続で、前週の同じ曜日を3日連続で上回った。このうち1893人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ25万2335人(実人数25万394人)となり、25万人を超えた。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の3人(70代男性、80代男性、90代男性)、札幌市が1人(80代男性)。道内の死者は累計で1958人となった。
道は1118人の感染を確認。内訳は胆振管内173人のほか、石狩管内228人、オホーツク管内158人、十勝管内142人、空知管内117人、釧路管内81人、上川管内64人、渡島管内47人、日高管内25人、宗谷管内21人、後志、根室両管内各20人、留萌管内10人、道外9人、桧山管内3人。既存クラスター(感染者集団)では、登別市の医療機関で2人増の計25人に感染が拡大した。
札幌市は1344人(再陽性20人含む)の感染を確認。市内の医療機関(患者ら11人感染)で新たなクラスターが発生した。旭川市は134人の感染を確認。市内の児童関係施設(職員ら12人感染)でクラスターとなった。函館市は102人の感染を確認。市役所(10人感染)と高齢者施設(7人感染)でクラスターが発生した。小樽市は70人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは22万9171人。14日現在の患者数は2万1206人となり、重症は前日から2人減って7人。13日時点の入院患者の病床利用数は前日から28床増の370床となり、病床使用率は17・3%に上昇した。