「仲間と一緒に世界と戦えた」FW 獅子内 美帆―スマイルジャパン 引退選手インタビュー(4)

  • スマイルジャパン引退選手インタビュー, 特集
  • 2022年4月13日
シーズン最後の大会でも果敢に攻める獅子内
シーズン最後の大会でも果敢に攻める獅子内
獅子内美帆
獅子内美帆

 ―引退の心境について。

 「平昌後に次の五輪が最後だという気持ちで取り組んできた。メダルには届かなかったけど、自分のすべてを出し切った。今後は仕事を第一に考え、お世話になった方々に恩返ししていきたい。日本は確実に強くなっていて、後輩たちも力をつけている。これからの後輩たちの活躍に期待して、一ファンとして応援していく」

 ―3度の五輪出場を終えて。

 「ずっと目指してきた舞台。初の五輪だったソチでは、先輩たちに支えられ、メンタル面でも強く育ててもらった。必死についていくのがやっとで、それでも夢のような時間だった。努力を無駄にしないように―と挑んだ平昌、北京では、今まで培った経験を生かして責任感を強く持ちながらプレーした。最高の舞台でみんなと一緒に世界を相手に戦えてよかった」

 ―競技人生での苦悩は。

 「2018年、海外での代表合宿で右膝に大けがをした。3回の手術を経て、やっと可動域が戻ったのは20年の3月。後からけがをして病院に来る人たちが自分より先に退院していく…。つらい日々だった。それでも仲間たちから『戻るの待ってるよ』と声を掛けてもらい、必死にリハビリをして何とか復帰できた。みんなと一緒に氷の上に立ちたいという気持ちが強かった」

 ―獅子内選手にとってアイスホッケーとは。

 「チームスポーツならではの、助け合いや思いやりなど競技以外でも多くのことを学んだ。どんな時も仲間がいて、一緒に上を目指して頑張ってきた。一人ではここまで成長できなかった。人生のほとんどを競技にささげてきたけど、勝利をつかむために戦い続けた日々は私の財産になったし、アイスホッケーと出会えてよかった」

 (終わり)

 ―プロフィル

 獅子内美帆(ししうち・みほ)

 1992年8月、釧路市生まれ。昭和大学職員。ソチ、平昌、北京と3度の五輪出場。トヨタシグナス所属、29歳。

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー