道と札幌市などは6日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2370人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは5日ぶりで、前週の同じ曜日を5日連続で上回った。このうち1676人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ23万4418人(実人数23万2643人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市の1人(80代男性)。道内の死者は累計で1941人となった。道は884人の感染を確認。内訳は胆振管内159人のほか、石狩管内178人、空知管内118人、オホーツク管内99人、十勝管内76人、渡島管内68人、釧路管内67人、上川管内57人、宗谷管内14人、日高管内13人、道外12人、後志、根室両管内各11人、桧山管内1人。根室管内中標津町の中標津グループホームすずらんで、クラスター(感染者集団)が発生した。既存クラスターでは、日高管内の社会福祉施設で4人増の計23人に感染が拡大した。
旭川市は143人の感染を確認。住宅型有料老人ホームと生活介護事業所で、新たなクラスターとなった。札幌市は1210人の感染を発表。函館市は101人、小樽市は32人の感染を確認した。道内で治療を終えて回復したのは21万3247人。6日現在の患者数は前日から754人増えて1万9230人となり、重症は5人。5日時点の入院患者の病床利用数は前日から44床増の392床となり、病床使用率は18・4%に上昇した。