3選手引退「ファンの支えに感謝」―GK磯部は退団〔レッドイーグルス北海道〕

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  • 2022年4月2日

  レッドイーグルス北海道は1日、DF橋場亮(35)=駒大苫小牧高―早稲田大=、DF芳賀陽介(同)=釧路工業高―東洋大=、FW越後智哉(29)=駒大苫小牧高―中央大=の引退、GK磯部裕次郎(24)=武修館高―明治大=の退団を発表した。チームは10日午後1時半から王子製紙多目的トレーニングセンター=苫小牧市表町=で4選手のお別れ会を実施する。

   前身の王子イーグルス時代からチームの堅守を支え、2011~12シーズンのアジアリーグ制覇と3度の全日本選手権優勝を経験したベテランDFが去る。橋場と芳賀は09年入団の同期。苫小牧市出身の橋場は冷静沈着ないぶし銀のプレーで、近年は若いDF陣の手本的な存在だった。

   21~22シーズンは20試合に出場。橋場はチーム広報を通じて「ここまで現役を続けられたのは、どんなときも応援してくださったファンの皆さま、スポンサーや関係者の方々、最高のチームメートがいたから。この経験を次のステージで生かし、自分らしく進んでいこうと思う」と談話を出した。

   釧路市出身ながら氷都苫小牧でのプレーを選択した芳賀は、王子時代の14~15シーズンから3季にわたって主将を務めるなどリーダーとしての素質も備えたプレーヤーだった。

   21~22シーズンは20試合に出場し1得点4アシスト。「13年間たくさん応援していただき感謝しています。楽しいことばかりではなかったが、結果が出たときのうれしさや興奮は今でも鮮明に覚えている」と広報を通じてコメント。

   札幌市出身の越後は15年に王子へ入団。身長161センチと小柄ながら持ち前の機動力や体を張ったプレーで、アジアリーグのみならず日本代表の舞台でも活躍してきた。21~22シーズンは27試合に出場し3得点4アシスト。「7年間プレーできたのは最高の思い出。これからの人生も持ち前のガッツで自分らしくやっていく」と語った。

   20年に入団した磯部は、年代別の日本代表経験豊富な釧路市出身の若手ゴーリーとして期待されたが、アジアリーグではわずか1試合の出場にとどまった。磯部は「何一つ結果を残すことができず、とても悔しい。短い間でしたが本当にありがとうございました」と談話を出した。

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