道と札幌市などは3月31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2106人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは6日ぶりで、前週の同じ曜日も4日連続で上回った。このうち1434人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ22万3019人(実人数22万1314人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が2人(80代男性と90代男性)、函館市が2人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計1932人となった。
道は869人の感染を確認。内訳は胆振管内156人のほか、石狩管内182人、十勝管内141人、釧路管内81人、渡島管内75人、空知管内72人、上川管内49人、オホーツク管内36人、後志管内27人、日高管内25人、道外11人、宗谷管内7人、根室、桧山両管内各3人、留萌管内1人。
石狩管内の有料老人ホーム(職員ら6人感染)と渡島管内松前町の高齢者施設(利用者ら7人感染)で、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。既存クラスターでは、室蘭市の有料老人ホームで3人増の計24人に感染が拡大した。
札幌市は1038人(再陽性14人含む)の感染を発表。旭川市は111人、函館市は67人、小樽市は21人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは20万4476人。31日現在の患者数は1万6611人となり、重症は前日から1人増えて4人。30日時点の入院患者の病床利用数は前日から18床減の323床となり、病床使用率は15・1%に下降した。