苫小牧市は28~31日、5~11歳の小児を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種に向け、小児約1万人の接種券を発送する。ワクチンの効果や安全性、医療機関一覧を掲載したリーフレットを同封するが、「ワクチン接種は強制ではない」ことを明記している。
市内9医療機関による個別接種で、市によると最も早いところで4月2日から受けられる。米ファイザー製を使用する。接種は12歳以上の初回接種と同じ、3週間の間隔を空けて2回打つが、ワクチンの量は3分の1となっている。予防接種法の努力義務は適用されていない。
市は厚生労働省リーフレットを独自に改訂し、これらの情報を丁寧に説明。同省ホームページにつながるQRコードを載せるなど十分な情報が得られるよう工夫し、市健康支援課は「親子で案内を読んで、ワクチンを受けるか、相談して」と周知している。
また、薬の飲み合わせなど接種前に不安のある人は、薬剤師が常駐する道の接種相談センター=フリーダイヤル(0120)306154=に、接種全般について知りたい人は市コールセンター=電話0144(82)9660=に相談するよう呼び掛けている。