道と札幌市などは17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3628人確認し、12人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が3000人を上回るのは5日ぶり。このうち2457人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ14万7303人(実人数14万6079人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の5人(60代男性、70代男女2人、90代女性2人)、札幌市が4人(60代男性、70代女性、80代男女2人)、旭川市が1人(90代男性)、小樽市が1人(性別非公表の50代)、函館市が1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で1643人となった。
道は1180人の感染を確認。内訳は胆振管内187人のほか、石狩管内395人、十勝管内158人、空知管内106人、上川管内75人、釧路管内68人、渡島管内61人、後志、オホーツク両管内各29人、日高管内21人、根室管内14人、宗谷管内13人、道外12人、桧山管内8人、留萌管内4人。
苫小牧市内の既存クラスター(感染者集団)で、苫小牧日翔病院が3人増の計56人、別の医療機関が4人増の計217人、介護老人保健施設が4人増の計23人、高齢者施設が3人増の計20人に拡大した。新たなクラスターは▽岩見沢市の有料老人ホームで入居者ら11人▽空知管内の特別養護老人ホームで職員ら5人▽江別市の医療機関で入院患者ら17人▽北斗市の介護保険事業所で職員7人。
札幌市は2152人(再陽性23人含む)、函館市は161人、旭川市は69人、小樽市は66人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは11万5731人。17日現在の患者数は2万9929人となり、重症は前日から1人増えて8人。16日時点の入院患者の病床利用数は前日から11床減の810床で、病床使用率は39・2%となった。