道と札幌市などは16日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2815人確認し、14人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは22日連続。このうち1772人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ14万3675人(実人数14万2475人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の8人(70代男女2人、80代男性2人、年代・性別非公表4人)、札幌市が4人(80代男女3人と90代女性)、函館市が2人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で1631人となった。
道は1055人の感染を確認。内訳は胆振管内173人のほか、石狩管内316人、十勝管内141人、釧路管内90人、空知管内64人、渡島管内63人、後志管内58人、上川管内51人、オホーツク管内41人、根室管内20人、日高管内19人、宗谷管内11人、道外4人、留萌管内3人、桧山管内1人。
クラスター(感染者集団)が発生している苫小牧市内の医療機関で5人増の計212人、別の医療機関で8人増の計77人、介護老人保健施設で8人増の計19人、高齢者施設で1人増の計17人に感染が拡大した。
新たなクラスターは▽伊達市の医療機関で入院患者ら12人▽北斗市の特別養護老人ホームで職員ら5人▽帯広市の小規模特養・看護小規模多機能・デイサービスりんどうで利用者ら8人▽十勝管内の介護老人保健施設で職員ら9人、障がい者グループホームで入居者5人。
札幌市は1381人(再陽性18人含む)、旭川市は121人、函館市は195人、小樽市は63人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは11万2517人。16日現在の患者数は2万9527人となり、重症は7人。15日時点の入院患者の病床利用数は前日から29床増の821床となり、病床使用率は39・8%に上昇した。自宅療養者は2万3508人で、入院・宿泊療養・自宅療養の振り分けを調整中で自宅待機している人は4294人に上っている。