道と札幌市などは15日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2282人確認し、5人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは21日連続。このうち1391人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ14万861人(実人数13万9680人)と14万人を超えた。
死亡を確認したのは、札幌市が3人(70代男性、80代男性、90代男性)、函館市が2人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で1617人となった。
道は876人の感染を確認。内訳は胆振管内164人のほか、石狩管内272人、空知管内107人、渡島管内66人、釧路管内60人、十勝管内52人、オホーツク管内36人、上川管内29人、日高管内26人、宗谷管内21人、根室管内18人、後志管内14人、道外7人、桧山、留萌両管内各2人。
苫小牧市の高齢者施設(入居者ら11人感染)と有料老人ホーム(職員ら24人感染)で新たなクラスター(感染者集団)が発生。伊達市の医療機関でもクラスターとなり、入院患者ら10人が感染。既存クラスターでは、苫小牧市内の苫小牧日翔病院(3人増の計53人)と医療機関(3人増の計69人)、介護老人保健施設(1人増の計11人)で感染が拡大した。
札幌市は995人(再陽性11人含む)の感染を確認。▽有料老人ホーム(入居者ら19人感染)▽別の有料老人ホーム(職員ら7人感染)▽グループホーム(職員ら9人感染)▽介護老人保健施設(利用者ら24人感染)―でクラスターが発生した。
函館市は183人の感染を確認。介護事業所(利用者ら8人感染)で新たなクラスターとなった。
旭川市は141人の感染を確認。住宅型有料老人ホーム兼通所介護事業所でクラスターが発生し、利用者ら21人の陽性が判明した。
小樽市は87人の感染を確認。高齢者入居施設(入居者ら5人感染)でクラスターとなった。
道内で治療を終えて回復したのは10万9566人。15日現在の患者数は2万9678人となり、重症は前日から1人減の7人。14日時点の入院患者の病床利用数は前日から47床増の792床となり、病床使用率は38・4%に上昇した。