道と札幌市などは14日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2252人確認し、17人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは20日連続。このうち1360人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ13万8579人(実人数13万7409人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の8人(70代男性2人、80代男性2人、年代・性別非公表4人)、札幌市が5人(70代男性1人、80代女性1人、90代男女3人)、小樽市が2人(性別非公表の70代)、函館市が2人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で1612人と1600人を超えた。
道は857人の感染を確認。内訳は胆振管内197人のほか、石狩管内231人、渡島管内87人、釧路管内78人、十勝管内77人、空知管内53人、後志管内35人、オホーツク管内27人、上川管内26人、日高管内15人、根室管内12人、宗谷管内11人、道外8人。
苫小牧市の高齢者施設(入居者ら16人)と介護老人保健施設(職員ら10人)で新たなクラスター(感染者集団)が発生。▽室蘭市の市立室蘭総合病院(入院患者5人)▽石狩管内の特別養護老人ホーム(職員ら10人)―でもクラスターとなった。苫小牧市内の既存クラスターでは、3医療機関でそれぞれ4人増の計50人、2人増の計208人、3人増の計66人に感染が拡大した。
札幌市は1158人(再陽性8人含む)、旭川市は92人、函館市は87人、小樽市は58人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは10万6139人。14日現在の患者数は3万828人となり、重症は8人。13日時点の入院患者の病床利用数は746床で、病床使用率は36・1%となっている。
また、道は14日、感染者の同居家族らに発熱などの症状が出た場合、検査をせずに医師の診断で感染者とみなす「みなし陽性」の感染者数が、1月25日から2月5日までに累計212人となったと発表した。