【北京・石井翔太】北京冬季五輪のアイスホッケー女子は7日、予選1次リーグ4試合が行われた。日本は8日のチェコ戦に向けて自由参加の氷上練習を行った。グループBはデンマークがチェコに3―2、スウェーデンが中国に2―1で勝利。グループAはカナダとスイスが勝ち点3を獲得した。
日本の氷上練習は4日と同じく、1時間の自由参加となり、10人ほどが顔を見せた。氷に乗らなかった選手も選手村でウエートトレーニングに汗を流した。
リンクには第1セットの志賀姉妹(トヨタシグナス)の姿があった。「中国戦ではパックへの寄りが遅かった」と話したDFの姉・葵は、反省をチェコ戦に生かす構えだ。「チェコはパスワークのレベルが高い。DFとして簡単にシュートを打たせないようにしたい」と話した。
FWの妹・紅音は「中国戦の悪いイメージを少しでも良くしたい」と入念にシュート練習を繰り返していた。連戦の疲労は感じていないが気持ちの切り替えが必要とし、「もっと自信を持ってシュートしたい」と意気込みを語った。
チェコ戦で勝利すると、首位で予選を通過する。負けた場合は2位。予選を1位通過できるかが4強進出の成否を分けるため重要な一戦となる。飯塚祐司監督は「早いプレッシャーでミスを誘って得点できれば勝ち目はある」と自信を見せた。
▽予選リーググループB
デンマーク (勝点3)3―2チ ェ コ(勝点6)
スウェーデン (勝点3)2―1中 国(勝点5)
▽同A
カ ナ ダ(勝点9)6―1ロ シ ア(勝点3)
ス イ ス(勝点3)3―2フィンランド(勝点0)