道と札幌市などは6日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3464人確認し、5人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が3000人を上回るのは5日連続。胆振管内は過去最多の241人を確認した。道内の感染者は延べ11万3402人(実人数11万2373人)となり、11万人を超えた。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の2人(90代男性)、札幌市が2人(80代男女)、函館市が1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で1532人となった。
道は1181人の感染を確認。内訳は胆振管内241人のほか、石狩管内348人、釧路管内139人、十勝管内138人、オホーツク管内64人、空知管内52人、上川管内47人、渡島管内45人、後志管内38人、根室管内25人、日高管内19人、道外13人、宗谷管内11人、桧山管内1人。
札幌市は1926人(再陽性24人含む)の感染を確認。新たなクラスター(感染者集団)は▽医療機関で患者ら7人▽別の医療機関で患者ら55人▽介護老人保健施設で入居者ら15人▽グループホームで入居者ら10人―の4件発生した。
旭川市は139人の感染を確認。▽金融機関業務請負業の従業員7人▽保育施設の利用者ら8人▽市立千代田小学校の児童11人―でクラスターとなった。
小樽市は57人の感染を確認。新たなクラスターは、医療機関の入院患者ら10人と障がい者グループホームの職員ら12人。
函館市は161人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは8万862人。6日現在の患者数は3万1008人で、重症は3人。5日時点の入院患者の病床利用数は638床で、病床使用率は30・9%となった。
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道などは5日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4046人確認し、5人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては3日の3788人を上回り過去最多を更新し、初の4000人台となった。
死亡を確認したのは、札幌市が3人(60代男性と70代男性、80代男性)、道が居住地非公表の1人(年代・性別非公表)、旭川市が1人(同)。
道は過去最多の1239人の感染を確認。内訳は胆振管内202人のほか、石狩管内321人、十勝管内135人、釧路管内134人、空知管内106人、オホーツク管内81人、上川管内61人、後志管内54人、渡島管内50人、道外29人、根室管内24人、宗谷管内23人、日高管内12人、留萌管内5人、桧山管内2人。
苫小牧市内では、医療機関で新たなクラスターが発生し、10~100歳代の28人(入院患者27人、職員1人)の陽性が判明。既存クラスターでも、1月26日公表の医療機関で13人増の計150人に感染が拡大した。その他の新たなクラスターは▽富良野市の富良野協会病院で入院患者ら10人▽十勝管内本別町の小規模多機能型居宅介護事業所「陽だまりの里」で利用者ら8人。
札幌市は最多の2369人(再陽性32人含む)の感染を確認。▽医療機関で患者ら28人▽別の医療機関で職員ら8人▽有料老人ホームで職員ら13人▽別の有料老人ホームで入居者ら6人▽介護老人保健施設で入居者ら23人―のクラスターが発生した。
函館市は202人、旭川市は178人、小樽市は58人の感染を確認した。