5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種をめぐり、苫小牧市へのワクチン配分は3月中旬までに約2000人分が届く見通しだ。市内で対象となる小児約1万人の2割程度で、市は接種方針の構築を急ぐ。
道が3日付で各自治体にワクチン配分量を通知した。国から道への供給が現時点で対象者の約2割にとどまるため、道は各自治体に2割程度を2月下旬から3月中旬にかけて配分する見通しを示した。今後も随時、追加で供給する。
市と市医師会は早ければ3月にも個別接種(各医療機関)で始められるよう協議や準備を進めているが、関係者は「国が『早く進めて』と言う割に供給量が少ない」と指摘。基礎疾患がある小児を優先するかなど、開始時期や優先順位を含めて検討している。