新型コロナウイルスのオミクロン株急拡大を受け、感染者の濃厚接触者となった同居家族に発熱などの症状がある場合、検査をせずに医師の判断で感染者とみなすことができるという国の通知を踏まえ、鈴木直道知事は3日、「道としても北海道医師会と調整していたが、本日からその運用を(全道で)開始した」と発表した。
「みなし陽性」の運用は自前の保健所を持つ札幌、旭川、小樽市が既に実施しており、函館市も近く開始予定。道立保健所管内でも3日から運用を始めた。
また、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について知事は「動きを加速したい」とし、11日にホテルエミシア札幌(札幌市厚別区)に集団接種会場を設置することを発表した。全道の市町村の接種券を持つ人が対象で、3月27日まで開設する。米モデルナ製のワクチンを使用し、1日350人程度、計6000人程度を計画。5日午前10時から予約を開始する。全道の3回目の接種者数(1日現在)は20万1208人で、接種率は3・9%にとどまっている。