コロナ禍乗り越えて 笑顔はじける好発進

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2022年2月4日

 アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)が3大会連続で大舞台を踏んだ。開会式前日のスウェーデン戦で快勝。日本選手団の先陣を切って、鮮やかな結果を出した。

 北京五輪出場を決めたのは2年前の4月。全競技を通じて一番乗りだったが、新型コロナウイルス禍に何度も翻弄(ほんろう)された。そのたびに不屈の闘志で乗り越えてきた。

 コロナの影響で、代表合宿をしても海外勢はおろか国内の男子高校生ともなかなか試合が組めない。昨年8月の世界選手権は約2年ぶりの対外試合だった。秋には欧州遠征を行い、ようやく軌道に乗ったかに見えたが、12月と今年1月の海外勢との試合は再び中止に追い込まれた。

 ただ、飯塚祐司監督はそれほど心配していなかった。感染対策として、合宿ではコンビニすら行けない厳しい行動制限を導入したが、核になる選手たちの気持ちは切れなかったからだ。「チーム力が上がり、選手は五輪に対して準備がしっかりできている」と信頼は厚かった。

 それぞれの所属チームも一時は活動休止に追い込まれたが、選手は個人で使えるリンクを探しながら日々練習し、体力強化に努めた。39歳のFW久保英恵(SEIBUプリンセスラビッツ)=苫小牧出身=も「日本代表を背負う自覚を持ち、トレーニングを自発的にしっかりやるようになった」と後輩の姿勢に手応えを得た。「五輪に出るのにふさわしいチームになった」

 3大会連続出場のDF鈴木世奈(同)=同=は「すべての力を出し切る。一試合、一プレーを積み重ねれば、いい結果につながる」と胸に刻む。苦しいとき、この2年間で蓄えた個々の地力が、状況を打開するよりどころになる。その信念を形にした。願ってもないスタート。みんなの笑顔がはじけた。

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