アイスホッケー女子日本代表(スマイルジャパン)は、苫小牧市内で行われている北京冬季五輪に向けた合宿で男子高校生との練習試合を行っている。海外勢との国際試合が新型コロナウイルスの影響で実現しない中、貴重な実戦練習の機会となっている。
4日に始まった合宿には代表内定選手23人が参加している。練習試合は8~10の3日間で苫小牧中央と3試合を実施。13日は苫小牧東と行った。
13日の試合では、スマイルジャパンが第2ピリオドで2点を奪われるなど一時2点のリードを許したが、3ピリで立て続けに3点を奪って逆転、6―4でかわした。昨年8月の世界選手権では試合終盤に得点できない試合が目立っただけに、課題克服を印象付ける試合となった。
昨年12月から今月にかけて予定されていた国際試合は、新型コロナの変異株拡大により中止した経緯がある。飯塚祐司監督は「高校生との試合では、スペシャルプレーを中心に完成度を確認したい」と話していた。
15日も苫東と試合を行い、16日に合宿を終える予定。27日には北京入りする。31日は現地でスイスとのテストマッチに臨む。五輪の予選リーグは2月3日にスタートする。