第10回東胆振中学校アイスホッケー選手権大会兼第52回北海道中学校アイスホッケー大会胆振地区予選大会最終日は8日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=でリーグ戦1試合が行われた。啓北・啓明・勇払・鵡川(合同D)が6―4で早来・青翔・明倫(合同A)に競り勝ち、リーグ4戦全勝の勝ち点12で優勝。2位は3勝1敗の勝ち点9で明野・苫小牧東・和光(合同B)、3位は2勝2敗の勝ち点6で合同Aとなった。
12月の道大会(札幌市)切符を懸けた東胆振中学校体育連盟など主催の一戦は、10月23日に開幕。5チームが競技8日間にわたって総当たり戦を展開した。合同A、B、Dが道大会に進出する。
合 同 D6―4合 同 A
▽得点者【D】高(齊藤、滝澤)三浦(高、滝澤)一二三(三浦)佐々木(島貫、山田)三浦、一二三(三浦)【A】伊部(五十嵐)碇谷(高木、仁井)碇谷(千﨑)高木▽GK【D】大澤【A】江上
▽最終順位 (1)合同D4勝(勝点12)(2)合同B3勝1敗(勝点9)(3)合同A2勝2敗(勝点6)(4)緑陵1勝3敗(勝点3)(5)ウトナイ・光洋・凌雲(合同C)4敗(勝点0)
7日
緑 陵6―3合 同 C
▽得点者【緑】石岡(澤尻)澤尻(中出、石岡)澤尻、上谷(石岡、伊部)伊部(菅原、中出)上谷(伊部)【C】山田(今井)小野、五十嵐(高山)▽GK【緑】高瀬【C】坂本
6日
合 同 D7―6合 同 B
▽得点者【D】島貫、三浦、三浦(高、滝澤)三浦(古伯、一二三)佐々木(一二三)三浦、一二三(三浦、古伯)【B】森、中谷(横山)佐藤(森)中谷(伊藤)中谷、花田(中谷)▽GK【D】大澤【B】神山
合同A(勝点6)5―2合同C(勝点0)
※詳細は後日掲載
―明るく前向き、接戦制す
勝てば文句なしの優勝が決まる最終戦で、合同Dが勝負強さを見せた。4―0の快勝ムードから一転、第3ピリオドに猛反撃を受け同点に追い付かれたが、奮起したのはFW三浦主将(啓明3年)。「キャプテンの自分が勝ち越し点を」と試合終盤の相手のミスを逃さずカウンターで得点。12秒後にはFW一二三(啓北3年)が加点し、勝利を確信した。
6日の合同B戦も7―6と小差の試合を物にしていた。「接戦になってもみんなで声を出して、明るく前向きにプレーできた」と三浦主将は胸を張る。井上監督は「普段の練習から目的意識が高い。その姿勢が出た」と選手たちの頑張りをたたえた。
リーグ4試合で計43得点と抜群の攻撃力を発揮。特に三浦、一二三、高(啓北3年)の第1セットのFWラインだけで29得点と目覚ましい活躍だった。
道大会でも小差の厳しいゲーム展開が予想される。「今大会の経験を次に生かしてほしい」と井上監督。三浦主将は「技術、体力をさらにレベルアップさせていきたい」と意気込んだ。