縦3・5メートル、横2・7メートルほどの大きな布にシルクスクリーン(孔版画)の技法で幻想的な模様を描いた。森の動物や草花、アイヌ民族の祭具、木彫り熊、旧旅館の建物、不思議な姿の生き物―。いろんな形を平面に落とし込んだ。イラストレーター・美術家として活躍する森迫暁夫氏がアート制作で10年間、札幌市から通い続けた白老町。そこで目にした光景、耳にした神話や伝説、人々の何気ない話などに触発されて生み出した心象風景的な作品。大きな地球は、一つ一つの小さなものの集合体というイメージも表現している。
会場は白老町大町3のhaku(ハク)ホステル+カフェバー。11月7日まで展示。時間は午前8時半から午後10時。月・火曜日は休館(祝日は開館)。観覧は無料。近隣に公共駐車場あり。