イーグルス、負けなし首位―栃木日光に連勝

  • アイスホッケー, スポーツ, レッドイーグルス
  • 2021年10月4日
2回戦〔レッドイーグルス―栃木日光〕第3ピリオド9分すぎに決勝ゴールを決める中島(右端)=3日、白鳥王子アイスアリーナ

  アイスホッケーのジャパンカップは2、3両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=でリーグ戦2試合が行われた。レッドイーグルス北海道は栃木日光アイスバックスに連勝、リーグ負けなしの6勝と首位を独走している。今季の初陣となった栃木日光は2敗。

   期間中は女子世界選手権(8月、カナダ)で6位となった日本代表の大澤ちほ、米山知奈、高涼風、志賀葵、志賀紅音が登場し会場を沸かせた他、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんも試合観戦した。

 3日

   ▽2回戦

  レッドイーグルス北海道4―3栃木日光アイスバックス

   ▽得点者【レ】中島(佐々木)久慈(橋本、中島)久慈(百目木、橋本)中島(百目木、橋本)【日】佐藤(伊藤、古橋)大椋(佐藤、古橋)鈴木雄(古橋、佐藤)▽GK【レ】成澤【日】井上▽シュート数【レ】36【日】39▽反則【レ】15分【日】4分▽パワープレー得点【レ】0【日】2▽キルプレー得点【レ】0【日】0▽観客数1080

   2点をリードされたレッドイーグルスは第3ピリオド序盤にFW久慈の連続ゴールで同点。9分すぎにはFW中島が相手GKの股下を通す技ありのシュートで勝ち越し点を奪った。

 2日

   ▽1回戦

  レッドイーグルス北海道4―1栃木日光アイスバックス

   ▽得点者【レ】久慈(入倉、芳賀)三田村(入倉、高橋)相木(彦坂、大澤)三田村(高橋、入倉)【日】乾(渡邉、大椋)▽GK【レ】成澤【日】井上▽シュート数【レ】33【日】28▽反則【レ】6分【日】6分▽パワープレー得点【レ】0【日】0▽キルプレー得点【レ】0【日】0▽観客数914

   レッドイーグルスが快勝した。第3ピリオド序盤までにFW三田村、相木のゴールなどで3点を先行。GK成澤は要所で好守を発揮し勝利を後押しした。

  ◇悔しかった

   栃木日光アイスバックス・藤澤悌史監督 厳しいスタートになった。(新型コロナ感染のため)チームが2週間氷から離れたのは痛かったが、選手はやろうとしているシステムをよく理解し、実行してくれた。(2回戦の逆点負けに)見ている人には面白いゲームになったと思うけれど、悔しかった。小さなミスが失点につながる。60分間正しいホッケーを仕掛けてくるイーグルスを倒すため、こちらも60分間正しいホッケーをすることが求められる。

 ―後半、鮮やかな逆転劇

   レッドイーグルスが連勝街道を突き進んでいる。3日の2回戦こそ今季6試合目で初めて先制を許したが、FW久慈が第3ピリオド開始わずか18秒で得点。3分すぎにも再びゴールネットを揺らし、逆転の足掛かりをつくった。2日間で3得点と奮闘した点取り屋は「ゴールに向かっていく姿勢が結果になった。勝利に貢献できてうれしい」と胸を張った。

   第1ピリオドに数的不利なキルプレーで2失点。長くリードされる苦しい時間が続いた。「負けてもおかしくない試合だった」と菅原監督。

   昨季のジャパンカップは4敗のうち3試合で先制されていた。1000人以上の観客が詰め掛けたホーム戦で負けるわけにはいかなかった。第3ピリオドに息を吹き返すと守勢に回った栃木日光を圧倒。終盤の計6分のキルプレーも耐え抜いた。

   「選手の底力を感じた。きょうの勝ちは自信になったと思う」と指揮官は評価。次戦(16、17両日)は開幕節で接戦を演じた東北と敵地八戸で激突する。「しっかりコンディションを整えたい」と語った。

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