アイスホッケーアジアリーグのジャパンカップは11、12両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=などで4試合が行われた。レッドイーグルス北海道は東北フリーブレイズに連勝。ひがし北海道クレインズは横浜グリッツに2勝した。
12日
▽2回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道 2勝,3,,1-00-11-1延 長0-0GWS1-0,,2,東北フリーブレイズ 2敗
▽得点者【レ】中島(橋本、中屋敷)彦坂(久慈、山下)高橋【東】田中遼(佐々木、デニー)デニー(人里、田中遼)▽GK【レ】成澤【東】古川▽シュート数【レ】36【東】21▽反則【レ】9分【東】2分▽パワープレー得点【レ】1【東】1▽キルプレー得点【レ】0【東】0▽観客数 739
レッドイーグルスが粘り勝ち。1点リードされた第3ピリオド17分すぎの数的優位なパワープレーでFW彦坂が貴重な同点ゴール。ゲームウイニングショットではFW高木、高橋が決めた。東北は終盤に唯一犯した反則が痛かった。
▽2回戦(ひがし北海道クレインズアイスアリーナ)
ひがし北海道クレインズ6―3横浜グリッツ
11日
▽1回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道4―3東北フリーブレイズ
▽得点者【レ】入倉(山下、久慈)山田(高木、三田村)百目木(入倉、山下)山下(入倉、高木)【東】佐藤(人里、篠原)人里(篠原、デニー)篠原(田中健、デニー)▽GK【レ】成澤【東】橋本▽シュート数【レ】33【東】36▽反則【レ】14分【東】18分▽パワープレー得点【レ】0【東】2▽キルプレー得点【レ】0【東】0▽観客数 749人
レッドイーグルスは第1ピリオド序盤にFW入倉、DF山田が立て続けに得点しリード。終盤に追い付かれたが、延長1分すぎにDF山下が決勝点を挙げた。東北はGK橋本が力戦奮闘も及ばなかった。
▽1回戦(ひがし北海道クレインズアイスアリーナ)
ひがし北海道クレインズ9―2横浜グリッツ
―クラブ化初陣、好スタート
レッドイーグルスがクラブ化の初陣を連勝で飾った。2戦とも接戦に持ち込まれたが、菅原監督は「選手たちが粘って勝利を引き寄せてくれた」と評価した。
中でも新加入2選手が目覚ましい活躍を見せた。11日の1回戦は、昨季までひがし北海道でプレーしていた苫小牧市出身のFW入倉が先制点。パス能力の高さを生かし二つのアシストも記録した。
12日の2回戦では、元栃木日光のFW彦坂が第3ピリオド終盤のパワープレーで相手GK左肩口に強烈なミドルシュートを決め敗戦の危機を救った。「それぞれの持ち味を発揮してくれた。周りの選手たちも2人がプレーしやすいように、うまくサポートしていた」と喜んだ。
一方、新型コロナウイルスの影響で計4試合のプレシーズンゲームが中止になったことが影響し「ルーズパックへの反応の遅さなど、攻守に課題が多く出た」と振り返った。次戦は25、26両日と1週多く空く。「フィジカルコンディションをいま一度上げていきたい」と語った。