道と札幌市などは9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに144人確認したと発表した。日別の新規感染者数が200人を下回るのは4日連続。このうち60人の感染経路が不明。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は24・4人となり、緊急事態宣言の目安となる国の「ステージ4」の基準(25人)を7月30日以来、41日ぶりに下回った。
道内の感染者は延べ5万8749人(実人数5万8570人)。死亡の確認は2日連続でなかった。道内の死者は累計1460人。
道は38人の感染を確認。内訳は、胆振管内5人のほか、石狩管内10人、十勝管内6人、オホーツク管内5人、空知管内4人、渡島管内3人、上川管内2人、日高、釧路、後志3管内各1人。
旭川市は12人の感染を確認。市内で新たなクラスター(感染者集団)が2件発生し、建設会社で従業員6人、別の建築・建設会社で従業員5人の陽性が判明した。
札幌市は84人、函館市は7人、小樽市は3人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは5万4989人。9日現在の患者数は2300人となり、重症は前日から1人減って26人。8日時点の入院患者の病床利用数は、前日から36床減の701床となっている。