道と札幌市などは12日、新型コロナウイルスの感染者を新たに480人確認したと発表した。新規感染者数が400人を上回るのは5月29日(442人)以来、2カ月半ぶり。このうち226人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万8253人(実人数4万8124人)となった。
死亡の発表は2日連続でなかった。道内の死者は累計で1429人。
道は165人の感染を確認。内訳は、胆振管内14人のほか、石狩管内47人、十勝管内28人、釧路管内23人、空知管内と道外各15人、渡島管内7人、上川、オホーツク両管内各4人、根室管内3人、日高、留萌両管内各2人、宗谷管内1人。石狩管内の飲食店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、従業員ら7人の陽性が判明した。
札幌市は269人(再陽性2人含む)の感染を確認。新たなクラスターが2件発生し、市内の保険会社で従業員10人、金属製品製造会社で従業員7人の陽性が判明した。
旭川市は24人、函館市は14人、小樽市は8人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに174人確認したと発表。道内の感染者は計2169となり、2000人を超えた。
道内で治療を終えて回復したのは4万3533人。12日現在の患者数は前日から239人増えて3291人となり、重症は17人。11日時点の入院患者の病床利用数は、前日から39床減の605床となっている。