道と札幌市などは6日、新型コロナウイルスの感染者を新たに283人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては3日ぶりに300人を下回ったが、10日連続で200人を上回った。このうち143人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1427人、感染者は延べ4万6110人(実人数4万5992人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市の1人(50代男性)。
道は90人の感染を確認。内訳は、胆振管内7人のほか、石狩管内29人、十勝管内18人、空知管内10人、釧路管内9人、渡島、上川両管内各4人、後志管内3人、オホーツク管内と道外各2人、桧山、根室両管内各1人。帯広市で農作物の収穫作業を共同で行っていたグループで新たなクラスター(感染者集団)が発生し、従事者6人の陽性が判明。釧路市の中学校の部活動でも5人(生徒3人、外部コーチ2人)の感染が分かり、クラスターとなった。既存クラスターでは、苫小牧市の遊技施設で1人増の計7人に感染が拡大した。
札幌市は169人の感染を確認。市内のコールセンターで新たなクラスターが発生し、従業員19人の陽性が判明。専門学校でも学生9人が感染し、クラスターとなった。
函館市は10人、旭川市は9人、小樽市は5人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに147人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計1439人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万2117人。6日現在の患者数は2566人となり、重症は前日から3人増えて15人。5日時点の入院患者の病床利用数は、前日から8床増の530床となっている。