道と札幌市などは5日、新型コロナウイルスの感染者を新たに342人確認したと発表した。日別の新規感染者数が300人を上回るのは2日連続。このうち168人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万5827人(実人数4万5709人)となった。
死亡の確認は3日連続でなかった。道内の死者は累計で1426人。
道は92人の感染を確認。内訳は、胆振管内13人のほか、石狩管内29人、十勝管内22人、釧路管内12人、空知管内5人、道外3人、後志、渡島両管内各2人、日高、留萌、オホーツク、根室4管内各1人。石狩管内の飼育動物診療施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、職員5人の陽性が判明。同管内への帰省に伴う親族の会合でも10~50代の7人の感染が分かり、クラスターと認定された。十勝管内の不動産会社でもクラスターが発生し、従業員5人の陽性が判明。既存クラスターでは、7月31日に発表された苫小牧市の事業所で1人増の計7人に感染が拡大した。
札幌市は222人(再陽性2人含む)の感染を確認。市内の大学で新たなクラスターが発生し、学生9人の陽性が判明。食品関連会社でも従業員9人が感染し、クラスターとなった。
函館市は20人、旭川市は5人、小樽市は3人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに152人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計1292人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万1942人。5日現在の患者数は2459人となり、重症も前日から3人増えて12人。4日時点の入院患者の病床利用数は、前日から7床減の522床となっている。