道と札幌市などは4日、新型コロナウイルスの感染者を新たに366人確認したと発表した。日別の新規感染者数が300人を上回るのは6月3日(300人)以来、約2カ月ぶり。このうち187人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ4万5485人(実人数4万5369人)となった。
死亡の確認は2日連続でなかった。道内の死者は累計で1426人。
道は96人の感染を確認。内訳は、胆振管内16人のほか、石狩管内25人、十勝管内23人、空知管内10人、オホーツク、釧路両管内各6人、日高管内4人、渡島管内3人、後志、留萌、根室3管内各1人。既存クラスター(感染者集団)では、7月29日発表の苫小牧市の事業所で1人増の計7人、帯広市の飲食店で2人増の計9人に感染が拡大した。
札幌市は244人(再陽性2人含む)の感染を確認。市内のコールセンターで新たなクラスターが発生し、従業員14人の陽性が判明。既存クラスターでは、認可保育施設で33人増の計54人に感染が拡大した。
函館市は13人、旭川市は8人、小樽市は5人の感染を確認した。
また、道と札幌市などは、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに101人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計1140人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万1773人。4日現在の患者数は2286人で、重症は前日から3人増えて9人。3日時点の入院患者の病床利用数は、前日から6床減の529床となっている。