道と札幌市などは2日、新型コロナウイルスの感染者を新たに217人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が200人を上回るのは6日連続。このうち99人の感染経路が不明。道内の死者は累計で1426人、感染者は延べ4万4908人(実人数4万4795人)となった。
死亡を確認したのは、旭川市の1人(70代男性)。
道は48人の感染を確認。内訳は、胆振管内4人のほか、石狩管内17人、十勝管内10人、釧路管内7人、空知管内5人、オホーツク管内と道外各2人、日高管内1人。クラスター(感染者集団)は計3件発生。帯広市の飲食店で従業員ら7人、網走市の飲食を伴うセミナーで参加者10人、渡島管内八雲町の工事現場で複数の事業所の従業員6人の感染が分かった。
札幌市は162人(再陽性2人含む)の感染を確認。市内のコールセンターで新たなクラスターが発生し、従業員6人の陽性が判明。認定こども園でも7人(職員4人、園児3人)が感染し、クラスターとなった。
函館市は5人、旭川市は2人の感染を確認した。
また、道と札幌市は、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者を新たに60人確認したと発表。道内のデルタ株疑いの陽性者は計896人となった。
道内で治療を終えて回復したのは4万1447人。2日現在の患者数は前日から123人増えて2035人となり、再び2000人を超えた。重症は5人。1日時点の入院患者の病床利用数は、前日から13床増の488床となっている。